首や腰は手術しない方がいいの?病院勤務医と開業医、両方の立場を経験して感じたこと
皆様、こんにちは。
すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック院長の遠藤です。

私は長年、急性期病院を中心に脳・脊椎・脊髄疾患の診療や手術に携わってきました。
2023年にクリニックを開業した後も、しばらくの間は河北総合病院で脊椎手術の執刀を続けていましたが、現在は外来診療に専念しています。
病院勤務時代には、手術によって症状が大きく改善する患者さんを数多く経験しました。
歩行が困難だった方が再び歩けるようになったり、強い神経痛に悩まされていた方の症状が改善したりする姿を見ると、手術の有効性を強く実感しておりました。
一方、クリニックを開業してからは、手術をせずに治療を続ける患者さんを長期間診察する機会が増えました。
その中で、薬物療法やリハビリ、時間の経過などによって、手術を行わずに症状が改善していく患者さんも数多く経験しています。
こうした両方の経験を通じて、あらためて感じていることがあります。
手術を行う技術と同じくらい、手術をしなくてもよい患者さんを見極めることが大切だということです。
しかし、その反対も同様です。
手術が必要な状態になっているにもかかわらず、漫然と保存的治療を続けてしまうことで、神経障害が進行してしまう場合もあります。
現在は、これまでの執刀経験を活かし、手術が必要かどうかの判断や、必要に応じた専門医療機関への紹介を行っています。
最後に


首や腰の病気に対して、手術をした方がよいのか、それとも手術をせずに治療を続けた方がよいのか。その判断は、決して簡単なものではありません。
大切なのは、手術をすることでも、手術を避けることでもなく、その患者さんにとって最も適切な治療を選択することだと考えています。
手術を勧められたけれど迷われている方、できれば手術を避けたいと考えている方もいらっしゃると思います。
そのような場合にも、画像検査や診察所見を踏まえ、今後どのような治療が適切なのかを一緒に考えていければと思います。
首や腰の痛み、手足のしびれ、歩行障害などでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
これまでの経験を活かし、できる限りわかりやすく、納得していただける診療を心がけてまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。