頭痛でMRIを撮ったほうがいいのはどんなとき?
- 2026年10月5日
- 頭痛
頭痛でMRIを撮ったほうがいいのはどんなとき?
こんにちは。
すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック院長の遠藤です。

今回は、外来でもよく聞かれる「頭痛があるとき、MRIを撮ったほうがいいのか?」についてお話します。
頭痛があると、「脳に何かできているのでは?」「脳梗塞や脳腫瘍では?」と心配になる方も多いと思います。
一方で、頭痛があるからといって、すべての方にMRIが必要というわけではありません。
では、どのような頭痛の場合にMRIなどの画像検査を考えるのでしょうか?
頭痛の多くは片頭痛や緊張型頭痛です

頭痛の原因として多いのは、片頭痛や緊張型頭痛などの「一次性頭痛」と呼ばれる頭痛です。
これらは、脳腫瘍や脳出血など、頭の中に明らかな病気があって起こる頭痛ではありません。
特に、
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以前から同じような頭痛を繰り返している
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ズキズキする頭痛がある
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吐き気を伴う
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光や音がつらく感じる
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動くと頭痛が悪化する
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頭痛が治まると普段通りに戻る
といった症状は、片頭痛でよくみられます。
診察から典型的な片頭痛と考えられる場合には、必ずしも毎回MRIを撮る必要はありません。
MRIなどの検査を考えたほうがよい頭痛

頭痛の中には、脳や血管などの病気が原因となっているものがあります。
例えば、
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今まで経験したことがない頭痛
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最近になって初めて頭痛が出るようになった
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頭痛の頻度や強さがだんだん増している
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いつもの頭痛と明らかに違う
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手足のしびれや麻痺を伴う
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言葉が出にくい、ろれつが回らない
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物が二重に見えるなどの症状を伴う
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がんなどの病気を治療している
といった場合には、必要に応じてMRIなどの画像検査を行います。
MRIでは、脳腫瘍、脳梗塞などの脳そのものの異常だけでなく、MRAという検査を組み合わせることで、脳の血管についても調べることができます。
「突然の激しい頭痛」は注意!

特に注意していただきたいのが、突然起こる非常に激しい頭痛です。
「突然、頭を殴られたように痛くなった」
「今まで経験したことがないほど急激に痛くなった」
このような頭痛では、くも膜下出血や脳出血、椎骨動脈解離など緊急性の高い病気を考える必要があります。
この場合は「MRIを撮ったほうがいいかな」と様子を見るのではなく、救急受診が必要になることがあります。
また、頭痛とともに手足が動かしにくい、言葉が出ない、意識がおかしい、けいれんなどがある場合にも、速やかな受診が必要です。
MRIを撮れば、頭痛の原因がすべて分かるわけではありません
ここは意外と誤解されやすいところです。
MRIで異常がなければ「頭痛の原因がない」ということではありません。
片頭痛や緊張型頭痛では、MRIを撮っても異常がみつからないことが一般的です。
頭痛の診断では、画像だけではなく、
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いつから始まったのか
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どこが痛むのか
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どのくらい続くのか
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どのような痛みなのか
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何をすると悪化するのか
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吐き気や光・音への過敏などを伴うのか
といった症状を詳しく確認することがとても大切です。
そのうえで、画像検査が必要かどうかを判断します。
「MRIを撮るべき頭痛か分からない」という場合もご相談ください
とは言っても、頭痛があると、「いつもの片頭痛だから大丈夫」と思ってよいのか、「一度MRIを撮ったほうがいいのか」、ご自身では判断しにくいこともあると思います。
すべての頭痛にMRIが必要なわけではありませんが、頭痛の経過や症状によっては画像検査を行ったほうがよい場合もあります。
特に、今までとは違う頭痛が出てきた、最近頭痛が増えてきた、頭痛以外の症状もある、といった場合には、一度脳神経外科へご相談ください。