間欠性跛行とは?
- 2023年4月8日
- しびれ
皆様、こんにちは。
すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック院長の遠藤です。
間欠性跛行とは?
しびれ外来をやっていると、足のしびれや坐骨神経痛でお困りの方がとても多いです。
その中には『しばらく歩くと足がしびれてきて歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる』という症状の方がいます。
このような症状を『間欠性跛行(かんけつせいはこう)』といいます。
間欠性跛行をきたす疾患は以下の2つです。
① 腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
② 閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症は、腰の脊柱管という神経の通り道が狭くなり、中の腰の神経が圧迫される疾患です。足やお尻にしびれや痛みが生じ、間欠性跛行を引き起こします。
腰部脊柱管狭窄症についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事でまとめております。
閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症とは、足の動脈の動脈硬化が進行することで、足の先への血流が低下してしまう病気のことです。
足への血流が低下するため、足のしびれ、冷え、ふくらはぎの痛みなどの症状を引き起こします。
腰部脊柱管狭窄症と同様、間欠性跛行(かんけつせいはこう)をきたすことがあります。
治療は、血流を改善する薬や血管を広げる薬を用います。
薬では改善が望めない場合は、手術を行います。
両者の鑑別
診断を確定するには最終的に画像診断が必要ですが、同じ間欠性跛行でも、両者にはそれぞれある程度特徴があります。
腰部脊柱管狭窄症では、前屈(まえかがみ)の姿勢で症状が緩和し、お尻から足全体にしびれや痛みが起こることが多いとされています。
閉塞性動脈硬化症では、足に冷感を感じることが多く、痛みやしびれの範囲がふくらはぎに多いとされています。
また糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓病などの合併症を持っている人にとても多い疾患です。
ただし、あくまで一般的な特徴であり、両者は症状がオーバーラップしている部分もあるので、正確な診断には画像診断は必須です。
【腰部脊柱管狭窄症のMRI】
【閉塞性動脈硬化症のMRI】
間欠性跛行でお困りの方は、すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニックにお気軽にご相談ください。