めまいが長引く原因は?MRIで異常がない場合に考えられる病気
- 2026年10月8日
- めまい
めまいがなかなか治らない…MRIで異常がないのになぜ?
皆様、こんにちは。
すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック院長の遠藤です。

めまいが続いているため病院でMRI検査を受けたものの、「脳には異常ありません」と言われた。
それでも、ふらふらする感じがなかなか治らない。
こうした症状でお困りの方もいらっしゃると思います。
実は、めまいはMRIで異常がなくても長期間続くことがあります。
今回は、なかなか改善しないめまいについてお話しします。
めまいが長引く原因は?
めまいというと、周囲がグルグル回るような症状を想像する方が多いかと思います。
しかし実際には、
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体がふわふわ浮いている感じがする
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歩いているとふらつく
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頭がぼーっとする
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人混みやスーパーに行くと気分が悪くなる
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じっとしていても体が揺れている感じがする
といった症状を訴える方も少なくありません。
このようなめまいが長引く場合、いくつかの原因が考えられます。
持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)

あまり聞き慣れない病名かもしれません。
PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)は、ふわふわするようなめまいや不安定感が、3か月以上続く病気です。
特徴的なのは、立っているときや歩いているとき、あるいは人混みやスーパーなど、視覚的な刺激が多い場所で症状が悪化しやすいことです。
もともと耳の病気などによるめまいを経験したあとに、発症することもあります。
MRIでは通常、異常は認められません。
以前は原因がはっきりしないめまいとして扱われていた方の中にも、この病気が含まれていると考えられています。
治療としては、前庭リハビリテーションや認知行動療法、場合によっては薬物療法などが行われます。
前庭性片頭痛

片頭痛というと頭が痛くなる病気ですが、実はめまいを引き起こすこともあります。
これを「前庭性片頭痛」と呼びます。
片頭痛のある方に繰り返しめまいが起こる場合、この病気が関係している可能性があります。
ただし、めまいが起こるときに必ず頭痛を伴うわけではありません。
めまいだけが目立つ場合もあります。
通常のMRIでは異常が見つからないため、症状の経過や片頭痛の既往などから診断します。
治療では、生活習慣の見直しや片頭痛の予防治療などを検討します。
耳の病気が長引いている場合

良性発作性頭位めまい症や前庭神経炎など、耳が原因のめまいでも、症状が長引く場合があります。
特に、強いめまい自体は改善したものの、その後もふらつきや不安定感が残ることがあります。
これは、平衡感覚の働きが十分に回復していないことなどが関係しています。
こうした場合には、耳鼻咽喉科での評価や、バランス機能の回復を促すリハビリテーションなどが有効なことがあります。
MRIで異常がなければ心配ない?
MRIは、脳梗塞や脳腫瘍など、脳の病気を調べるうえで非常に有用な検査です。
一方で、今回ご紹介したような病気では、MRIに異常が認められないことも多くあります。
また、貧血や血圧の変動、不整脈、薬の副作用などが、ふらつきの原因となることもあります。




MRIで異常がないからといって、めまいの原因がないわけではありません。
ただし、突然の激しいめまいに加えて、歩けない、ろれつが回らない、手足に麻痺があるなどの場合には、脳卒中の可能性があるため、速やかな救急受診が必要です。
脳が原因のめまいはこの4つ の記事もご参照ください。
最後に
めまいは原因が多岐にわたり、診断が難しい症状の一つです。
特に、MRIで異常がないと言われたにもかかわらず、長期間めまいが続いている場合には、今回ご紹介したような病気が隠れている可能性もあります。
大切なのは、画像検査だけでなく、めまいの性質や持続時間、どのような状況で悪化するかなどを詳しく確認することです。
めまいが続いている場合や繰り返す場合には、お気軽に当院へご相談ください
また、耳の病気が疑われる場合などには、必要に応じて耳鼻咽喉科での診察をお勧めすることもあります。