水曜日の診療を担当している岩間淳哉（いわまじゅんや）と申します。

私は、2009年に東邦大学を卒業し、東邦大学医療センター大橋病院　脳神経外科へ入局しました。入局後は、所属大学病院以外に東京女子医科大学東医療センター、国立成育医療研究センターなどで研鑽を積んできました。

脳神経外科は大きく分けると、脳血管障害、脳腫瘍、外傷、脊椎、小児、機能に分かれます。2015年に脳神経外科専門医を取得した後は、脳血管障害、脳腫瘍、外傷を専攻してきました。

近年、脳血管障害に対する治療は開頭術（顕微鏡を使って皮膚を切って脳や血管、神経を外側から直接見る治療）と、血管内治療（血管の中にカテーテルという管を通して、カテーテル経由に器具を用いて血管の内側から行う治療）に分かれています。

私自身は開頭術を特に専門としています。見聞を深めるために、脳神経外科の中では有名な旭川赤十字病院へ2022年に国内留学をしてきました。旭川赤十字病院では豊富な手術件数のため、本当に手術をしないといけない方にのみ手術加療を行っており、経過観察やお薬での治療で良い場合には無理して手術を勧めることはありませんでした。美容にも留意しており、皮膚切開時の剃毛（毛を剃ること）の範囲を狭くしたり、開頭時の骨の陥没（頭蓋骨の切る際に出来るくぼみ）を極力目立たないようにする工夫をしていました。

ただ、近年の脳神経外科治療を行うには開頭術だけでは不十分で、血管内治療の知識や技術も必須となっています。そのため、2020年に血管内治療の資格の一つである脳血栓回収療法実施医を取得しました。一般的な血管内治療についても相談を受けることが出来ます。

これらの経験を得て、2023年9月に戸田中央病院グループの佐々総合病院へ就職しました。考え方や手術技術が評価され、2024年4月に同グループの一橋病院で脳神経外科の立ち上げを任せられました。
一橋病院での勤務と並行して、すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニックでも毎週水曜に診療は継続してまいります。

脳神経外科というと「なんか難しそう」、「こんなことで受診して何か言われないかな」、「何かあったらどうしよう」など、受診することに戸惑われることがあるかと思います。旭川赤十字病院で最も得られた経験は地域貢献でした。東京での勤務でも地域に密着して行きたいと考えています。

頭痛、後頚部痛、話しにくい、手足が動かしにくい、しびれ、歩きにくいなどの症状がありましたら、お気軽にご相談下さい。

今までの経験や知識を、皆様の健康と安心に貢献できたら幸いです。

2024年10月より金曜の整形外科外来を担当することとなりました藤井正道と申します。
症例数と実践経験をつむため大学を離れ民間の３次救急で10年働きました。
2009年〜2010年は、日本で初の市民病院の民間移譲による3次救急病院の立ち上げを現場責任者として任されました。
その経験を買われ、2011年に吉祥寺南病院に整形外科部長および救急部長として赴任してまいりました。
2021年より吉祥寺南病院の院長を拝命いたしました。
現在までの総手術執刀件数７５００件以上となっています。
あらゆる整形外科疾患に対して対応可能ですので、お気軽にご相談ください。