蓄膿症による頭痛|すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック|西荻窪駅・久我山駅

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蓄膿症による頭痛|すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック|西荻窪駅・久我山駅

蓄膿症による頭痛

皆様、こんにちは。

すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック院長の遠藤です。

蓄膿症は、頭痛外来をやっていると比較的よく遭遇する疾患です。

おでこ、鼻、頬などの後ろにある空洞を副鼻腔(ふくびくう)といいます。

この副鼻腔にウミが貯まってしまう状態を、蓄膿症(ちくのうしょう)といいます。

正式名称は、副鼻腔炎(ふくびくうえん)と言います。

この副鼻腔炎も頭痛の原因になります。

副鼻腔内にウミが急にたまってきた場合に、副鼻腔の壁を圧迫され頭痛が起こると言われています。

ウミが減ると頭痛が改善し、またウミが増えると頭痛が増すというような、時間帯によって頭痛の強さが変化することがあります。

頬っぺた、おでこ、目と目の間、こめかみなどに強い痛みが生じます。

また鼻づまりや鼻の中の悪臭などを来すこともあります。

片頭痛として治療されていて、全く改善が見られないため来院されるケースもあります。

副鼻腔炎は、CTやMRIどちらでも正確な診断が可能です。

当院では、頭痛で副鼻腔炎が疑われるケースでは、脳の撮影時に副鼻腔も一緒に調べるようにしています。

下の画像で、矢印の部分は、本来は空洞(黒色が正常)になっていないといけないのですが、白くなっていてウミが貯まっているのがわかります。

治療は、基本、抗生物質での治療になりますが、ひどいケースですと耳鼻科で手術が必要になることもあります。

悪化する前に早めの治療が望ましいとされています。

思い当たる症状があれば当日に検査をしますので受診してください。