神経伝導速度検査について|すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック|西荻窪駅・久我山駅

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神経伝導速度検査について|すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック|西荻窪駅・久我山駅

神経伝導速度検査について

皆様、こんにちは。

すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック院長の遠藤です。

当院では、クリニックレベルでは全国的にもめずらしい神経伝導速度検査が可能です。

神経伝導速度検査とは?

 

手足のしびれは、脳、脊髄だけでなく、手足の神経の異常によっても起こることがあります。

その場合は、脳や脊髄をMRIやCTで調べても異常が検出されません。

神経伝導速度検査は、皮膚の上から神経を電気で刺激することで、神経の信号の伝わり方を記録し、手足の神経の異常を調べる検査です。

電気刺激時に、ジンジンした軽い痛みを伴いますが、我慢できないほどではありません。

検査の危険性はなく、検査後の制限も特にありません。

検査時間は、20分〜30分くらいです。

検出することが可能な代表的な疾患は以下のものがあげられます。

・手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

・肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)

・足管根症候群(そっこんかんしょうこうぐん)

手根管症候群

手根管症候群は、手根管という手のひらの正中神経という神経の通り道が狭くなり、正中神経が圧迫され、手のしびれを来す疾患です。

写真のように、手のひらと親指、人差し指、中指、薬指がしびれるような場合は、手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)の可能性が考えられます。

肘部管症候群

手根管症候群とはちがい、下の図のように小指と薬指の2本がしびれる場合は、肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)の可能性があります。

肘部管は、肘の内側にあるトンネルで、その中に尺骨神経(しゃっこつしんけい)という神経が通っています。

 

肘部管症候群では、何らかの原因で、このトンネルが狭くなり尺骨神経を圧迫されると、小指、薬指にしびれが生じます。

ひどくなってくると前腕やヒジまでしびれてきたり、力が入りにくくなったりします。

足根管症候群

足の裏の痺れのみの場合は、足根管症候群(そっこんかんしょうこうぐん)の可能性があります。

足の裏がジンジンしたり、砂利の上を歩いているような感覚になります。

足の裏の図のような範囲がしびれます。かかとは、あまりしびれないのが特徴です。

足根管症候群とは、足の裏に向かう脛骨神経(けいこつしんけい)という神経が、内側のくるぶし付近(足根管)で圧迫され、足の裏がしびれてしまう疾患です。