片頭痛の注射薬の満足度は高い
- 2024年4月16日
- 頭痛
皆様、こんにちは。
すぎなみ脳神経外科・しびれ・頭痛クリニック院長の遠藤です。
CGRP関連製剤
片頭痛の予防治療の新薬、CGRP関連製剤が発売され、約3年が経過し、当院でも使用する頻度が増えてきました。
予防効果としては、患者様のおおよそ8割ー9割程度の方が満足され、月1回の投与の継続を希望されます(つまり有効であるとのこと)。
私から見ても非常に優秀な薬剤と忖度なしで考えております。
CGRP(calcitonin gene-related peptide:カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は片頭痛の痛みの直接の原因とされている物質で、CGRP関連製剤は、この物質を無力化する効果があります。
そうすることで頭痛が起きにくくなります。
従来の内服薬での予防治療ももちろん頭痛の頻度を下げる効果はありますが、CGRP関連製剤は抜群の効果があります。
副作用や依存性なども少ないので、長年つらい片頭痛でお悩みの方は、ぜひご一考ください。
大量生産ができないので、高額(保険3割負担で月1回13000円程度)であるところが難点です😢
クリニックが利益を上げようとこの値段になっているのではなく😅
厚労省が定めた価格で全国一律となっており、その点は何卒ご了承いただけますと幸いです🙏
早く価格が下がり、多くの片頭痛で悩んでいる方に広まればと心より思っております。
もしご興味がある方は、いつでもご相談ください。